【自分への質問~仕事編~】
今、あなたにとって本当に必要なことは自分の〇〇を認めてあげること
日常の習慣を少し変えるだけで、望むものが手に入り易くなる、簡単だけど、効果的な方法
それが「自分への質問」 。
あなたが日々、無意識でしている自分の質問に気づき、
あなたの望む人生を送るための、必要で、ふさわしい質問 に変えていくことを目的として、
実際に効果的だった事例を基に【自分への質問】をご紹介したいと思います。
仕事でミスを繰り返してしまう看護士Kさん。
看護師になって10年。
たくさんの処置を覚えて毎日病棟や外来で責任のある仕事を任されるようになってきた。
でも時々、自分では何度も確認したつもりなのに、ちょっとしたミスをしてしまう。
医師に注意され、上司に怒られ、後輩にどう思われているか気になってしまい、
いつしか毎日ミスをしないかビクビクして決まった仕事をこなすので精一杯になっていました。
そんなKさんが無意識にしていた【自分への質問】がこちら↓
◆何で私は、いつもミスをしてしまうのだろう。(看護師に向かないんじゃないか)
◆後輩は、こんなダメな先輩をどう思っているんだろう?(きっとばかにされているんだろうな)
◆いつかとんでもない失敗をしてしまうのではないだろうか?(訴えられたらどうしよう)
そんなKさんがある日
「私、昔から自信がない女の子だったんですよね~」
と世間話程度で担当患者さんであるAさんに話をしたところ、
Aさんから
「Kさんはどうして看護師になったの?」
と聞かれました。
するとKさんは
「何でだったかな・・・?」
と、なぜ看護士になりたいと思ったのかを考えました。
「小学生の時、盲腸の手術をして初めての入院で心細かったけど、その時の看護師さんが手をずっと握ってくれていたのが心強かったから、私もそんな看護師さんになりたいって思ったのがきっかけです」
そう答えると、
続けてAさんは、
「その時の看護士さんはどんな看護士だったの?」
と聞きました。
Kさんは少し考え、出てきた答えが
「私が憧れていたあの時の看護師さんは、患者さんに寄り添い、患者さん一人一人が心から望んでいる看護をしていたんです。私もそんな看護士さんになりたくて・・・。」
そう伝えると、Aさんは、
「あなたは、既にいつも私にそうしてくれているわよ。」
その言葉で、Kさんの冷たくなっていた心が緩み、大粒の涙が流れてきたそうです。
「あぁ、私、もうできていたんだ。足りなくなんかない。ずっと頑張ってきたし、寄り添おうと努力してきた。
自分が一番自分の頑張りを認めていなかっただけなんだ」
Aさんの言葉によって、その事に気づかせてもらえたKさんは、以前より笑顔が増えて、職場でも自分の意見を言えるようになっていきました。
「完璧じゃないといけない」
「ミスしてしまう自分はダメな人間だ。」
「そんな私は看護士、失格だ」
といつも心の奥底で自分を責めていたKさん。
「ミスしたらダメ」
それがプレッシャーとなり、さらにミスを引き寄せてしまう・・・
そんな悪循環を自分で引き起こしていた事に気づいたKさんは
ミスしてしまう自分にフォーカスをするのではなく、
◆目の前の患者さんに私ができる最大の関わりは何か?
◆この私だからこそ、何ができるのだろうか?
これらの【自分への質問】に変えていきました。
「今は看護士の仕事に誇りを持ちながら、仕事をしています」と語るKさん。
Kさんのように、
今 あなたにとって本当に必要なことは、自分の欠点を探したり、反省することではなく、
自分の頑張りを自分で認めてあげることかもしません。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ※無意識に自分がどんな質問をしているのかに気づくワークはこちらから ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【過去の自分への質問】
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